言うまでも無いことですが、東京は日本の首都であり中心都市です。そして、世界的に見ても屈指の巨大都市でもあります。
そんな東京ですから、人口の多さもあって看護師の人数が慢性的に不足しています。単純に良く言われる待遇の悪さや人間関係の問題、結婚や出産などのライフイベントによって看護師が離職するというだけの理由で看護師が不足しているわけでは無いのです。
また、医療機関についても一般の病院だけでなく、より高度の医療技術の発展や看護技術の開発に特化した機関もあるため、働くには一般の看護師ではだめな場合もあります。
このように、東京で仕事をする上で必要な考え方としては、看護師として上昇志向を持っているということがとても重要です。
例えば、看護師以外の資格として保健師や助産師の免許を取得するということ。救急医療について高い技術を得るために、あえて救急救命士の資格を得るということ。近年看護師の上位資格として登場している認定看護師や専門看護師の資格を得るということ。大学に進学して、看護教官の資格を取得するということ。
ざっと挙げてみただけでもこのくらいのことは目標に入れている人でなければ、東京で看護師として働くのは難しいかもしれません。
また、こうした資格を取得して、将来的には自分がどのような看護師になるかということまで考えが至る人でなければ務まらないでしょう。資格の取得は、あくまでも自分のキャリアプランを実現させるための手段でしかなく、それを目標としている人はそこまでしかなることができません。
また、東京は海外への仕事に目を向けるのにも適した場所です。最近ではNGOなどに所属して、途上国などで保健や看護の仕事に携わる人も多いようですし、アメリカやドイツに留学して本場の看護の現場で自分を研鑽するという人もいます。
このように、東京で看護師として働くには、広い視野を持って看護という仕事を考え、その中で自分が何をなすべきかを明確にイメージできる人でなければ務まらないように思います。